半世紀以上の歳月を経て、南北社会の様相は完全に別世界となりました。韓国が自由民主主義と高度な市場経済を発展させ、世界的な先進国へと飛躍した一方、北朝鮮は金一族による絶対的世襲独裁体制と計画経済を維持し、国際社会からの制裁下で独自の閉鎖空間を形成しています。
両国の差異が最も顕著に現れているのが圧倒的な経済格差です。韓国銀行などの推計データによると、両国の名目国民総所得(GNI)には50倍以上の開きがあり、1人あたりGNIでも約30倍の格差が生じています。
ソウルが世界最先端の超高速通信とデジタルインフラに支えられたスマート都市であるのに対し、平壌を除く北朝鮮の地方都市では慢性的な電力不足や食糧難が伝えられます。外部情報への接触を「反動思想文化」として厳罰に処す北朝鮮の情報統制と、開かれた情報化社会を享受する韓国の市民生活は、もはや言語や基礎文化の共有すら危ぶまれるほどの断絶を生んでいます。