二人が入籍を目前に控えた2014年11月、妊娠が判明した直後に行われたブライダルチェック(健康診断)において、川島章良の左腎臓にステージ2の悪性腫瘍(腎臓がん)が発見されました。腫瘍の大きさは直径約5cm。20代前半で予期せぬ妊娠を迎え、ただでさえ心身が不安定な時期に、最愛のパートナーの命を脅かす重病が突きつけられたのです。
当時の様子について、川島章良は後の回想特番や手記で次のように述懐しています。「目の前が真っ暗になり、結婚も白紙にすべきではないかと取り乱す自分に対し、彼女は一切取り乱さず『絶対に治るから大丈夫。私が一生支えるから一緒に生きよう』と力強く言い切ってくれた」。この揺るぎない覚悟が、崩れかけていた彼の精神を救い上げました。
2015年1月、腹腔鏡下による左腎臓の部分摘出手術が無事成功。術後の経過観察期間を経て、二人は2015年2月3日に正式に入籍を果たしました。同年6月には待望の長女・きあちゃんが誕生。川島菜月は慣れないワンオペ育児と並行しながら、再発を防ぐための徹底した塩分・脂質コントロールを実践するため、民間資格である「だしソムリエ」の知識を貪欲に吸収し、食卓の抜本的な改善を主導しました。この闘病経験こそが、夫婦の絆を不可分なものにした原点となっています。