楽曲に宿る圧倒的なリアリティを支えているのが、佐藤良成と佐野遊穂という二人の唯一無二のパートナーシップです。
1998年に結成されたハンバート ハンバートは、カントリー、ブルーグラス、アイリッシュトラッドといったルーツミュージックを日本語のポップスに昇華させた独自のスタイルで活動を続けてきました。プライベートでもパートナーである二人の夫婦関係と経歴は、彼らの音楽性に深い信頼と自然体の空気感を与えています。
「おなじ話」は、2005年リリースの4枚目のアルバム『11のみじかい話』に収録されたことで広く知られるようになりました。二人が積み重ねてきた生活の延長線上にあるからこそ、作為のない純粋な言葉の掛け合いが、フィクションを超えた説得力を持って響きます。