頭でいくら「ただの同僚だ」「仲の良い友達だ」と言い聞かせていても、無意識の身体反応は嘘をつきません。心理行動学の現場検証から、好きな人にとる無意識の態度と見逃せない好意のサインをピックアップします。
代表的な兆候が「身体の向きとつま先の同調(ブックエンド効果)」です。複数人で会話している場でも、骨盤やつま先が無意識に特定の相手へ向く現象は、心理的な関心がその人物に集中している証拠です。また、相手が無意識にとった仕草(グラスに手を伸ばす、髪を触るなど)を数秒遅れでトレースしてしまう「ミラーリング現象」も、好意を抱く相手に対して自然発生的に現れます。
さらに、瞳孔の微細な変化も見逃せません。人は興味・関心・性的魅力を感じる対象を視界に捉えると、自律神経が刺激されて瞳孔がわずかに拡大します。相手の話を聞く際に瞳をじっと見つめてしまう、あるいは逆に緊張のあまり視線を不自然にそらしてしまう挙動の裏には、コントロール不能な情動が渦巻いています。