強力な魔法使いでありながら、ヴォルデモート卿をはじめとする死喰い人(デス・イーター)の多くは守護霊を出すことができません。これには魔法世界の厳格なルールが存在します。
- 幸福な記憶の欠落:守護霊の創出には「無償の愛や純粋な幸福感」が不可欠です。権力欲、残虐性、憎悪に支配された闇の魔法使いたちは、守護霊の糧となる記憶を持ち合わせていません。
- 吸魂鬼(ディメンター)との同盟関係:死喰い人にとってディメンターは味方勢力であり、守護霊を召喚して自衛する必要性がそもそもありませんでした。
- 肉体を蝕むバックファイアの伝承:魔法史の伝承(ラシディアンの逸話など)によると、心の濁った資格なき闇の魔法使いが無理に守護霊の呪文を唱えると、杖の先から無数の蛆虫(うじむし)が噴き出し、術者自身を喰い尽くすとされています。
例外として、死喰い人でありながら守護霊を出せたのはセブルス・スネイプのみです。彼はリリーへの真実の愛を保持していたため、闇に堕ちることなく銀白の牝鹿を召喚できました。また、ドローレス・アンブリッジは死喰い人ではありませんが、スリザリンのロケット(分霊箱)を身につけながら他者を虐げることに「歪んだ快楽」を覚えていたため、例外的にペルシャ猫の守護霊を維持していました。