LINEをはじめとする個別チャットにおいて、送信者が選ぶハートの色には、意識的・無意識的な心理的距離が如実に現れます。民間調査機関やSNS上の定性調査によると、10代から30代の男女が「好意を寄せている相手(本命)」に送信するハートの色は、赤(❤️)とピンク(🩷)が全体の7割以上を占めています。
しかし、現代のやりとりで最も注意すべきは「あえて赤やピンクを避けて送られてくるハート」の心理です。
「オレンジ=友達宣言」と「白ハート=脈なし」の真相
色彩心理において「オレンジハート」は、親しみやすさと同時に明確な境界線(バウンダリー)を引くために使われる傾向があります。欧米の若者スラングでは「Friendzone(友達止まり)」の象徴とされており、「好意はあるけれど、恋愛関係には進展させたくない」という無言の防衛反応として選択されるケースが少なくありません。
一方、ネット上で「白ハートは脈なしの証拠」と噂される背景には、無彩色が持つ感情の薄さや淡白さが関係しています。しかし、実際のユーザー行動を検証すると、単にタイムラインのトーンをモノトーンでおしゃれに統一したい「淡色系女子」の美意識や、「赤だと重すぎるから、サラッとお礼を伝えたい」という配慮から白を選ぶ人が大半です。白ハート単体で脈なしと決めつけるのは早計といえます。
「青ハート」に込められた深い愛と重厚な信頼関係
青は冷静さや誠実さを表す色ですが、海外では「Deep Love(深海のように深い愛)」を指すシンボルとして知られています。浮ついた恋心ではなく、長年連れ添ったパートナーや、生涯を共にする親友に対して送られることが多く、ビジネスパートナーへの強い感謝やリスペクトを込めて使われる実例も確認されています。