膨大な出演作の中から、映画ファンの評判やレビューでも絶賛され、鶴田浩二の真髄を味わえる名作ランキングBEST5を厳選しました。
第1位:『博奕打ち 総長賭博』(1968年)
作家・三島由紀夫が「名画の条件をすべて備えた傑作」と激賞した日本映画屈指の悲劇。義理と人情、組織の掟に引き裂かれながら破滅へと向かう中井信次郎役を、鶴田浩二が神がかり的な演技で演じ切っています。
第2位:『人生劇場 飛車角』(1963年)
東映任侠路線の原点。吉良常を演じた月形龍之介ら名優たちに囲まれ、哀愁漂う飛車角像を確立した記念碑的作品です。着流しヤクザの様式美がここに完成しました。
第3位:『傷だらけの人生』(1971年)
主題歌の大ヒットとともに社会現象となった任侠映画の総決算。義理を重んじる旧時代の男が、近代化する暴力団組織の中で孤立していく姿を哀切たっぷりに描いています。
第4位:『あゝ同期の桜』(1967年)
特攻隊員たちの青春と最期を描いた戦争映画の傑作。鶴田浩二が演じる教官の苦悩と、隊員たちを見送る際の沈痛な表情は涙なしには観られません。
第5位:『男の対決』(1960年)
東映移籍直後の熱気を感じさせる痛快アクション。三船敏郎ら他社のスターとも渡り合ってきた鶴田浩二の、洗練された都会的な男の魅力が存分に発揮されています。