騒動が勃発したのは、河野太郎氏が外務大臣を務めていた2019年8月のことです。中国・北京で開催された日韓外相会談の折、韓国の康京和(カン・ギョンファ)外相と握手を交わす写真がメディアやSNS上に公開されました。
この写真を見た一部のネットユーザーが、河野氏の右手首に巻かれていた明るい黄褐色の時計に着目。「外相のくせに金ピカの高級時計をつけている」「成金趣味をアピールして相手にマウントを取っているのか」といった激しい批判を浴びせ、Twitter(現X)を中心にネガティブな言説が一気に拡散する事態に発展しました。
当時、日韓関係が極めて緊迫していた外交局面だったこともあり、政治的な意図や揚げ足取りを含んだバッシングは瞬く間に過熱。写真の光の反射によって黄金色に見えたその盤面とベルトは、完全に「贅沢な金時計」として決めつけられてしまったのです。