彼をさらなる試練が襲ったのは、アイドルとしてのキャリアを着実に積み重ねていた時期だった。2010年、最愛の母親が50歳という若さで急逝。ライブツアーの最中に飛び込んできた悲報に、心は深く切り裂かれた。しかし、彼は打ちひしがれる時間すら自分に許さなかった。遺された2人の弟の未来を守るため、父親代わりとなって生きていくことを誓ったのだ。
当時、まだ学生だった弟の将来を案じ、生活のすべてをバックアップ。一人前の大人として社会に送り出すまで、時には厳しく、時には温かく寄り添い続けた。自らの青春やプライベートを後回しにしてでも家族を守り抜いた彼の決断は、フィクションのドラマをも超える真実のヒューマンドラマとして、多くの人々の涙を誘った。