トレッキング客で賑わう熊野古道(中辺路・大峯奥駈道など)では、標高が上がるにつれて天候のリスクが一気に跳ね上がる。沿岸部で「晴れ」の予報が出ていても、山間部では湿った南風が山肌にぶつかり、瞬く間に積乱雲が発生することがあるためだ。
特に午後の急な雷雨は視界を奪い、滑りやすい石畳の参道を一変させる。十分な防水装備はもちろん、雨雲レーダーの推移を15分単位で確認する習慣が欠かせない。山中ではスマートフォンが圏外になるエリアも多いため、事前にオフライン気象マップをダウンロードしておく選択が推奨される。