ヒロアカ「名前炎上」の真相と教訓|志賀丸太事件が残した波紋

ヒロアカ「名前炎上」の真相と教訓|志賀丸太事件が残した波紋

ヒロアカ「名前炎上」の真相と教訓|志賀丸太事件が残した波紋に関する専門家の意見を分かりやすく解説いたします。

問題の発端となったのは、2026年2月3日発売の「週刊少年ジャンプ」2026年10号に掲載された第259話「静かな始まり」でした。物語がヒーローと超常解放戦線の全面対決へと突入する緊迫の局面で、敵(ヴィラン)連合の黒幕であるオール・フォー・ワンを長年支え、生体改造怪人「脳無(のうむ)」を生み出し続けてきたマッドサイエンティスト「ドクター」の本名が明かされた場面です。

ドクターはそれまで表向き「氏子達憲(うじこ だつのり)」という偽名を名乗って病院を経営していましたが、259話の作中でヒーロー側の潜入捜査によって明かされた本名こそが「志賀丸太(しが まるた)」でした。

誌面が世に出た直後から、まず韓国や中国の読者コミュニティ、そしてSNS上で戦慄と激しい批判が渦巻きました。「丸太(マルタ)」という単語が、第二次世界大戦期に旧日本軍の関東軍防疫給水部(通称・731部隊)において、細菌兵器開発や人体実験の被験者(捕虜など)を指す隠語・コードネームとして用いられていた歴史的事実と完全に重なったためです。さらに苗字の「志賀」も、赤痢菌を発見した細菌学者・志賀潔氏を連想させることから、読者の間では「人体実験を行う悪役医師に意図して名付けたのではないか」という疑念が急速に拡散していきました。

佐々木 一輝
著者

佐々木 一輝

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。