半導体受託製造大手(TSMC)の進出に伴い、熊本県内には空前の経済的活気と国際的な人の流れが押し寄せている。このメガトレンドは、映画館という文化受容の現場にも確かな変化をもたらした。
平日の夜間帯、レイトショーの動員が目に見えて増えている。グローバル企業に勤めるビジネスパーソンやエンジニア層が、仕事終わりのリフレッシュとして劇場を選んでいるのだ。英語音声・日本語字幕作品の上映枠には、外国人駐在員やその家族の姿も目立つ。単なるローカルな映画館から、多様なライフスタイルが交錯する国際都市・熊本の縮図へ。劇場の客席に座ると、地域のダイナミズムが肌で感じられる。