見つけた瞬間に反射的に指やティッシュで握り潰してしまう人がいますが、これは絶対に避けるべきNG行為です。カメムシの卵を潰してはいけない理由には、衛生面と衣類へのダメージの両方に深刻なリスクがあります。
卵の段階では成虫のような強烈な悪臭分泌物はまだ蓄積されていません。しかし、卵の内部には成長中の幼虫と濃厚な体液が含まれています。これを布地の上で押し潰すと、粘着性の高い色素を含んだ体液が繊維の奥深くまで浸透し、洗濯しても落ちない頑固な黄ばみやシミとなって残ってしまいます。
また、気になる毒性についてですが、カメムシの体液には刺激性の有機酸やアルデヒド類の前駆物質が含まれています。潰した際に飛び散った体液が素肌に触れると、接触性皮膚炎やかゆみ、水ぶくれなどの炎症を引き起こすリスクがあります。特に皮膚の薄い子どもやアレルギー体質の方は肌荒れを起こしやすいため、素手で触ったり圧力をかけたりすることは厳禁です。