スナック菓子の常識を覆した決定打といえば、2017年に産声をあげ、その後も進化を重ねる「湖池屋プライドポテト」の存在だろう。従来の製法では、じゃがいもをスライスした後に表面のデンプンを水で洗い流すのが一般的だった。しかし湖池屋は、旨み成分が逃げるのを防ぐため、独自の温度管理と多段階フライ技術を開発。揚げる油の温度を細かくコントロールし、三段階でじっくりと熱を通すことで、じゃがいも本来の甘みと軽快な食感を両立させた。
さらに、厚切りカットの限界に挑んだ「ピュアポテト」シリーズも見逃せない。贅沢な厚さにカットされた国産じゃがいもは、外側はカリッと香ばしく、噛みしめると中はホクホクとした芋本来の質感を残す。食品製造業のハイテク設備と職人の勘が見事に融合したこの独自アプローチは、乾燥粉末を成形したポテトスナックとは根本から一線を画す。素材そのものを料理する感覚が、一口ごとの満足度を異次元へと押し上げている。