ネット検索では「戸田恵梨香 若い頃 顔変わった」「昔と顔が違う」といったサジェストが散見されます。しかし、これらの噂の多くはメイク・体型管理・役作りの違いによる誤解です。
まず、彼女のトレードマークの一つでもあった「屈託のない笑顔」に伴う口元(ガミースマイル)について、20代後半以降に口元の印象がすっきりと整ったことが話題になりました。これは歯科矯正や審美ケアなど、大人の女性・プロの俳優として自然な身だしなみの一環としてメンテナンスを行った結果であり、顔の骨格自体を作り変えるような美容整形ではありません。
また、2010年代前半には過密スケジュールやシリアスな役作りに伴い「激痩せ」と報道された時期がありました。しかし、2019年のNHK連続テレビ小説『スカーレット』で陶芸家・川原喜美子の波乱万丈な半生を演じるにあたっては、体重を増やして筋肉をつける肉体改造を敢行。女性の10代から50代までをひとりで演じ切るため、年代ごとに声のトーンや歩き方、体重まで緻密にコントロールしていたことが日刊スポーツ等の報道でも明らかにされています。
表面的な変化を「整形の有無」などで片付けるネットの言説は極めて表層的であり、実際には役柄と真摯に向き合い続けた肉体表現の歴史そのものだったといえます。