週末の夜、リビングから歓声が上がる。手に握られているのは、プラスチック製のトイガンや手作りの輪ゴム銃だ。コロナ禍を経て定着したおうち時間の過ごし方は、2026年現在、よりクリエイティブで体験型のものへとシフトしている。デジタルゲームの画面に疲れた子供たち、そしてかつての縁日の興奮を懐かしむ大人たちが、こぞって自宅での射的ゲームに夢中になっているのだ。
このブームを後押ししているのが、SNSでのシェア文化だ。「#おうち縁日」や「#手作り射的」といったハッシュタグには、工夫を凝らした自作の的や、見事に命中した瞬間の動画が連日投稿されている。単に既製品を買って遊ぶのではなく、作るプロセスそのものを家族で楽しむエンタメとして消費する傾向が強まっている。