やはり議論の中心にいるのは、主人公・綾小路清隆だ。彼の「実力」はもはや測定不能の領域に達している。ホワイトルームで培われた圧倒的な学力と身体能力、そして何よりも他者をチェスの駒としか見なさない冷徹な思考回路。3年生編に入り、彼の「クラス移動計画」が現実味を帯びてきたことで、ファン層の考察はさらに過熱している。
彼は本当に一之瀬のクラスへ移籍するのか。それとも、堀北鈴音率いるクラスを自らの手で叩き潰すための「最後の試練」となるのか。これまでの「実力を隠す主人公」というテンプレートを破壊し、自らが最大の壁として立ちはだかる展開は、王道でありながら最も残酷な結末を予感させる。