かつてインターネットの掲示板やSNSで「少女漫画の強引な胸キュンシチュエーション」の代名詞として擦られ続けてきたこのネタ。通常なら一過性のジョークで終わるはずだった。しかし、デジタルネイティブ世代にとって、この「あえてツッコミどころを残す」スタイルこそが、SNS時代の自己表現に完璧にフィットしたのだ。
「普通の可愛いアクセサリーじゃ埋もれる」と語るのは、都内のアパレル店員(21)。「髪に芋けんぴを飾ることで、初対面の人とも一瞬で会話が弾む。実用的なコミュニケーションツールなんです」と笑う。記者が街頭で観察しただけでも、ツインテールやお団子ヘアの結び目に、絶妙な角度で「芋けんぴ」を突き刺した若者を複数人目撃した。光沢感といい、砂糖の結晶の浮き出方といい、遠目には本物にしか見えない。