精液の変色がどのようなメカニズムで起きるのかを整理しておこう。第一の原因は、前述した精液の濃縮と酸化だ。精液の大部分を占める前立腺液や精嚢腺液は、体内に長く留まるほど黄色く変色しやすい。また、加齢に伴い分泌物の組成が変化することも影響を与える。
第二の原因は、ビタミン剤やサプリメントの摂取、あるいは特定の食品や医薬品の影響だ。ビタミンB2などを多く含む栄養補助食品を摂取すると、尿だけでなく精液にも黄色みが移るケースがある。そして第三の原因こそが、尿路や生殖器系における細菌感染および白血球の急増だ。メンズヘルス医学解説の現場でも、この「生理的変化」と「病的な炎症」の鑑別が最も重視されている。