町の魅力を語る上で外せないのが、豊かな歴史が息づく会津美里町の観光スポットの数々です。中でも象徴的な存在が、約2000年の歴史を持つとされる岩代国一之宮・会津総鎮守の「伊佐須美神社」です。
伊佐須美神社は、国家安泰から縁結び、商売繁盛まで幅広いご利益で知られ、年間を通じて多くの参拝客が訪れます。特に初夏に境内の外苑で開催される「あやめ祭り」は、約150種10万株のあやめ・花菖蒲が咲き誇る東北有数の名物イベントです。紫や白の絨毯が広がる景色と神社の厳かな佇まいが織りなす情景は、圧巻の一言に尽きます。
もう一つの文化的中核が、東北最古の焼き物産地として名高い「会津本郷焼」です。瀬戸黒や飴釉など多彩な技法を特徴とし、陶器と磁器の両方を同一地域で焼き続ける全国的にも珍しい窯場です。現在も十数軒の窯元が軒を連ね、毎年8月第1日曜日に開催される早朝陶器市「せと市」には、全国から熱心な陶芸ファンが詰めかけます。日常使いのうつわからモダンなアート作品まで、職人の手仕事に直接触れられる体験型ツーリズムが人気を博しています。