近年、ネット上の相談掲示板やSNSでは、交差点事故に関するドラレコ映像とともに「相手が一時停止を無視したのにこちらにも過失がついた」「左方優先だと思って進んだら相手が減速せず激突した」といった怒りや困惑の声が数多く投稿されています。
損害保険各社のアジャスターや交通事故を扱う弁護士の現場報告によると、事故当事者の約7割が「自車に優先権がある」と誤認して交差点に進入していたというデータも存在します。特に多いのが、以下の2大錯覚パターンです。
- 「直進=優先」という思い込み:交差する相手が直進であっても、同幅道路であれば左側の直進車が優先されるが、右側の車も「自分が直進だから相手が止まるはず」と盲信して突入する。
- 「見通しの良さ」による錯覚:片側の視界だけが開けている交差点では、見通しの良い側を走るドライバーが勝手に「こちらが主道路だ」と勘違いし、徐行を怠る。
実際の事故事例でも、右方車のドライバーが警察の事情聴取に対し「左から車が来ているのは見えたが、自分が先に交差点に入れると思った」と証言するケースが目立ちます。左方優先の権利を主張して強引に頭をねじ込む運転は、相手の認知遅れやブレーキ遅れと重なった瞬間に大事故へと直結します。