結論から言えば、公式な場で二人が唇を重ねる直接的なキスシーンが確認された事実はない。それにもかかわらず、なぜこれほどまでに熱烈な「キス疑惑」が囁かれ続けるのか。その震源地は、演技直後の感情爆発とキス・アンド・クライ(キスクラ)での振る舞いにある。
三浦が木原の胸に飛び込み、全身を預けるように抱きつく姿や、歓喜のあまり互いの頭を撫で合い、顔を極限まで近づけて言葉を交わす仕草。カメラアングルによっては、まるでキスをしているかのように映る瞬間が少なくない。北米を拠点とする二人は、喜びを全身で表現するオープンなスキンシップが自然に身についている。演技中の極限状態から解き放たれた瞬間の純粋な歓喜が、映像を通して見る側に甘美な錯覚を抱かせているのだ。
オフアイスでも手をつないで歩く姿や、誕生日を互いに祝い合う仲睦まじい投稿がファンの間で瞬く間に拡散する。だが、それは恋愛関係の誇示というより、命を預け合う過酷なペア競技で築かれた絶対的な信頼の証と言える。