詐欺事件が社会に与える傷跡の深さは、その被害総額の規模からも窺い知ることができます。日米の歴史上で突出した被害を出した代表的な事件を整理しました。
1位:バーナード・マドフ事件(アメリカ)
被害総額は約650億ドル(当時のレートで約6兆〜7兆円規模)に達し、世界の富裕層、慈善団体、大手金融機関が軒並み損失を被りました。被害の規模と影響力において、史上最大の投資詐欺事件として知られています。
2位:安愚楽牧場事件(日本)
2011年に破綻した黒毛和牛のオーナー制度を巡る詐欺的商法。繁殖牛の頭数を大幅に水増しして出資を募り、全国の約7万3000人から約4200億円を集めました。畜産ビジネスを隠れ蓑にした国内最大級の破綻劇です。
3位:豊田商事事件(日本)
1980年代前半、高齢者を中心に純金の現物まがい取引で約2000億円を騙し取った事件。契約者に「純金預り証」だけを渡し、実際には金を購入していませんでした。被害者弁護団の結成や会長刺殺事件など、社会に凄まじい衝撃を与えました。