英語での実務経験が浅いビジネスパーソンが陥りがちな罠について、実際の現場取材や受講者のフィードバックから見えてきたリアルな課題を検証します。
外資系ITコンサルティングファームで働くプロジェクトマネージャーは、次のように語っています。「中途入社したメンバーが海外チームとの進捗会議で、スケジュールの遅延要因を聞かれた際に『I'm not sure.』とだけ言って黙り込んでしまったことがありました。ネイティブ側は『それで、誰が調べていつまでに報告するんだ?』と苛立ちを見せました。言葉自体は丁寧でも、次の行動を言わなければ無責任とみなされてしまいます」。
これは、I'm not sure 返答パターンの構築において極めて示唆に富む事例です。ネイティブ同士の会話を観察すると、「I'm not sure」は単体で完結する文ではなく、多くの場合「確認プロセス」や「代替案」への導入句として使われています。
効果的な実践フレーズの組み立て方として、以下の3ステップが実務上の黄金パターンとなります。
- ステップ1(不確実性の表明):I'm not entirely sure at this moment.(現時点では完全には把握できておりません)
- ステップ2(確認の意思表示):Let me double-check with the engineering team.(エンジニアチームに再確認いたします)
- ステップ3(期限の提示):I will get back to you by 3 PM today.(本日午後3時までにご連絡いたします)
この一連の流れをセットで展開することで、「I'm not sure」は逃げの言葉ではなく、「正確な情報を迅速に届けるための誠意ある前置き」へと昇華します。