英語詞と日本語詞が巧みに織り交ぜられたEDGE OF THIS WORLDの歌詞において、最も象徴的なキーワードがタイトルの「EDGE(果て・境界・刃)」という言葉です。直訳すると「この世界の果て」を意味するこのフレーズには、複数の多層的な意味合いが重ねられています。
一つは、メドゥーサウイルスの蔓延によって旧来の秩序が崩壊した「荒廃した世界の果て」。もう一つは、生と死、現実と妄想の「境界線」です。過酷な現実を前にして心が折れそうになりながらも、歌詞の中では「信じてる 奇跡の始まりを」「立ち止まらないで」といった力強いフレーズが繰り返されます。
楽曲の前半で描かれる冷たく暗い情景描写は、中盤から後半にかけて差し込む光の描写へと転換していきます。英語パートを丁寧に和訳して読み解くと、大切な存在を失った哀しみを抱えながらも、その魂を受け継いで未来へ歩き出すという強い意志が浮き彫りになります。絶望の極限に立ったときに初めて見える希望の光こそが、いばらの女王の歌詞の意味における最大のテーマです。