劇場アニメーション化を手がけた片山一良監督と、世界的な評価を誇るアニメーション制作会社サンライズのタッグは、映像表現の限界に挑んだ。手描きアニメーションの圧倒的な密度と早期の3DCG技術を見事にあわせ持ち、見る者を未知の恐怖と美意識へと誘う。
ふんだんに盛り込まれたゴシックテイストとディストピア的な要素は、ダークファンタジーとしての完成度を極限まで引き上げた。圧倒的な映像美に重なる壮大な劇伴と主題歌の旋律は、単なるBGMの枠組みを超え、劇中の悲劇を加速させる極めて重要な演出装置として機能している。