本作の最大の魅力は、莫大な遺産が絡む名家・森川家の複雑怪奇な人間関係と、そこに乗り込む主人公・剣持麗子の痛快な立ち回りにあります。物語を紐解く上で欠かせない登場人物たちの関係性を整理しました。
物語の中心となるのは、大手法律事務所でトップクラスの稼ぎを誇る弁護士の剣持麗子(綾瀬はるか)です。彼女のもとに舞い込んだ元彼・森川栄治(生田斗真)の訃報をきっかけに、栄治の別荘で管理人を務めていた篠田敬太郎(大泉洋)と共謀し、巨額の遺産を手に入れるための「犯人仕立て上げ計画」が始動します。
遺産相続の舞台となる森川一族は、いずれも一癖も二癖もある曲者揃いです。栄治の従姉妹で強い執着を見せる森川紗英(関水渚)、森川製薬の社長である伯父の森川金治(佐戸井けん太)、専務の叔母・森川真梨子(萬田久子)とその夫・森川拓未(要潤)。さらに、栄治の元恋人である森川雪乃(笛木優子)や主治医の堂上圭(野間口徹)、顧問弁護士の村山権一(笹野高史)らが遺言公開の場に集結し、疑心暗鬼の心理戦を繰り広げます。