Q1:岩井忠熊氏の代表的な著書にはどのようなものがありますか?
A1:近代天皇制と明治維新の構造を論じた『西郷隆盛』や『近代天皇制論』、自身の過酷な体験と青年たちの内面に迫った『特攻隊員の精神構造』などがあります。また、立命館大学出版会や岩波書店などの論集にも多数の重要論文が収載されています。
Q2:立命館大学副学長時代にはどのような功績を残しましたか?
A2:大学改革を推進し、学術研究の高度化とキャンパスの民主的運営に尽力しました。特に、大学が過去の戦争責任と向き合い、平和の尊さを次世代へ伝える拠点となった「立命館大学国際平和ミュージアム」の開設構想において、その学問的・倫理的バックボーンを築きました。
Q3:なぜ岩井氏の「十五年戦争」研究は高く評価されているのですか?
A3:満州事変から日中戦争、アジア太平洋戦争に至る一連の軍事行動を断絶した事件としてではなく、近代国家日本の政治・軍事・イデオロギーが引き起こした「構造的な連続体」として捉え直した点が高く評価されています。