田中麗奈の存在を爆発的に全国区へと押し上げた最大のきっかけは、1998年に放映がスタートしたサントリー清涼飲料水「なっちゃん」のテレビCMだ。当時17歳だった彼女が演じた、甘酸っぱくもまっすぐな等身大の少女像は、視聴者の心を瞬く間に掴んだ。
初代「なっちゃん」としての彼女は、単にかわいいだけではなかった。どこか生意気で、けれど最高にキュート。街の大型ビジョンやテレビ画面から投げかけられる無邪気な笑顔と意志の強い瞳は、当時のJ-POPカルチャーやストリートファッションの隆盛ともシンクロし、時代を象徴するアイコンとなった。
ショートヘアを揺らしながら見せた自然体の表情は、過度な装飾を排した美しさの典型として、同世代の若者たちに多大な影響を与えたのだ。