ネット上の情報掲示板や簡易まとめブログなどでは、システムの仕様を誤認した情報や、不可能な裏技を謳う誇大情報が散見されます。無用なトラブルやセキュリティリスクを避けるため、代表的な3つの誤解を正しておきましょう。
誤解1:ホーム画面左上の時計表示を非表示にできる裏技がある?
「ホーム画面をすっきりさせたいので左上の小さなデジタル時計を消したい」という検索需要が存在しますが、脱獄(ジェイルブレイク)を行わない標準環境下において、ステータスバーの時計を消去することは不可能です。ネット上で「非表示にできた」とされる画像の多くは、ステータスバーの文字色と同色の単色壁紙(完全な黒や白)を用いて文字を溶け込ませているか、加工アプリで消去したスクリーンショットに過ぎません。端末の誤作動を招く不審な構成プロファイルのインストールなどは絶対に避けてください。
誤解2:時計の常時表示をオンにするとバッテリーが急速に劣化する?
iPhone 常時表示 時計機能に関して、「バッテリーの減りが激しくなりバッテリー最大容量が目に見えて落ちる」という懸念が語られがちです。しかし、iPhoneのProシリーズに搭載されているLTPO有機ELディスプレイは、常時表示時にリフレッシュレートを通常の60Hz〜120Hzからわずか1Hz(1秒に1回の画面更新)まで自動的に引き下げます。設定から「壁紙を表示」をオフにし、時計の数字のみを表示するモードにしておけば、1時間あたりのバッテリー消費は実測値で0.5〜0.8%程度に抑えられます。バッテリー寿命に与える影響は極めて軽微です。
誤解3:被写体深度エフェクトが効かないのは端末の故障?
お気に入りの写真で時計を被写体の背後に配置しようとしても、項目がグレーアウトして選択できないケースがあります。これは故障ではなく、以下の3つの条件のいずれかに該当しているためです。(1) ロック画面にウィジェットを追加している、(2) 写真の被写体が画面上部に寄りすぎていて時計の60%以上を隠してしまう配置になっている、(3) 被写体と背景の境界線が曖昧でNeural Engineが境界を抽出できていない。ウィジェットを削除し、適切な被写体余白を持った写真を選択し直すことで即座に解決します。