参加国数が大幅に拡大された2026 FIFAワールドカップにおいて、アフリカ大陸の出場枠争いは過去例を見ない熾烈なデッドヒートを迎えている。出場枠が増えたとはいえ、CAF予選特有の過酷なアウェー環境や移動ストレスは選手たちに過度な負担を強いる。
だが、チュニジア代表の航海は極めて順調だ。手堅く勝ち点を拾い上げる試合巧者ぶりは予選の舞台でも遺憾なく発揮されており、無失点試合を積み重ねながらグループ首位争いを主導している。劣悪なピッチコンディションであっても決してパニックに陥らず、90分間のマネジメントを徹底して勝ち点3を奪い去る。本大会への切符を手繰り寄せるプロセスには、歴戦の猛者ならではの落ち着きが漂う。