物価高が止まらない。コーヒー豆の価格は高騰し、電気代もかつてない水準だ。そんな中、カフェやレストランが最も恐れているのが「客単価の低下」と「回転率の悪化」である。特にリモートワークやノマドワークが完全に定着した現在、席を長時間占有されるダメージは想像以上に大きい。
「1杯450円のドリップコーヒーで4時間居座られては、バイトの時給すら払えない」。都内で個人経営のカフェを営む店主は、苦渋の表情でそう語る。席数が限られた個人店にとって、ワンオーダー制の導入はもはや「マナーの啓発」ではなく、店を存続させるための「絶対条件」なのだ。