「自撮り写真を投稿せずにはいられない」。それが、このパックを手に取ったユーザーたちの第一声だ。塗布後数分で乾燥が進むにつれて、顔全体の皮膚が強力に引き連れられ、シワや凹凸が露骨に強調される。鏡の中に映るのは、まさに怪物の姿。しかし、この一見ショッキングなヴィジュアルこそが、Instagramをはじめとするソーシャルメディアのアルゴリズムと見事に噛み合った。
アメリカで「Hanacure」などのブランドが旋風を巻き起こした際、ドリュー・バリモアをはじめとする著名人が「塗っている最中の恐ろしい見た目」と「流した後の劇的な肌変化」を惜しげもなくシェアした。それが日本へも波及し、従来の綺麗なビューティー写真とは一線を画す体験型コンテンツとして拡散されたのだ。映えの常識を覆すシュールな見た目と、その裏にある確実な手応え。この強烈なコントラストこそがブームの着火点となった。