大パワーを誇る油冷1100だが、当時のアルミフレームは現代のハイグリップタイヤや高負荷なコーナリングに対して剛性不足が否めない。Rad Jalopyにおける最大の真骨頂は、車体骨格の再構築にある。
ガセット補強とキャスター角の微調整
鉄材やビレットアルミから削り出した補強用ガセットを、ストレスがかかるメインフレーム接合部に正確に溶接。単にガチガチに固めるのではない。しなりを残しつつ不要な歪みを抑える、絶妙なバランス計算が施されている。キャスター角やトレール量のミリ単位での調整は、高速道路からタイトな峠道まで破綻しないハンドリングを生み出した。
スイングアームとピボット位置の最適化
他車種流用スイングアームやワンオフ削り出しスイングアームの組み込みに伴い、ピボット位置やショックアブソーバーのリンク比を再設計。路面追従性を劇的に向上させることに成功している。