堤義明の現在と資産額|20兆円から没落した世界一の大富豪の真相

堤義明の現在と資産額|20兆円から没落した世界一の大富豪の真相

堤義明の現在と資産額|20兆円から没落した世界一の大富豪の真相の見逃せないポイントを一挙に解説しました。

堤義明氏の足跡を語る上で欠かせないのが、1987年に米『フォーブス』誌が創刊した世界長者番付の初代首位獲得です。同誌による当時の試算では個人純資産だけで約200億ドル(当時の為替レートで約3兆円)と弾き出され、不動産バブルの過熱とともにグループ全体の支配資産は20兆円を軽々と突破していたと記録されています。

父・堤康次郎氏から受け継いだ国土計画(後のコクド)を中核に据え、西武鉄道やプリンスホテルを統率したビジネスモデルは、まさに「土地を買い、鉄道を通し、ホテルやレジャー施設を建てて価値を極大化する」という開発手法の極致でした。苗場スキー場、軽井沢プリンスホテル、品川プリンスホテルなど、昭和から平成初期のレジャー文化そのものを創出したと言っても過言ではありません。

当時、政財界のみならず国際オリンピック委員会(IOC)や日本オリンピック委員会(JOC)初代会長としても絶大な権勢を誇り、長野冬季五輪の招致成功の立役者となりました。「西武王国」「堤帝国」と呼ばれたその組織は、堤氏の鶴の一声ですべてが決まる絶対君主制によって統率されていました。

加藤 愛美
著者

加藤 愛美

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。