「無料素材」と記載されていても、利用規約を誤認したことによる権利侵害トラブルは後を絶ちません。特にネット上で手に入る夏の可愛いイラストフリー素材を取り扱う際には、いくつかの見落としがちな法的境界線が存在します。
第一に、「商用利用可」の定義です。企業の自社サイトやチラシに掲載することは許可されていても、イラストそのものをメインとしたTシャツやシールの販売(商品化利用)は禁止されているケースが一般的です。また、1つの媒体で使用できる点数制限(例:1制作物につき20点まで等)が設けられているサイトも少なくありません。
第二に、生成AI製素材の混入と権利関係の不透明さです。2026年現在、無料配布サイト内にもAI生成画像が多数流入していますが、プロンプトの元となった学習データの権利処理が不明瞭な素材も散見されます。公的な制作物や企業ブランドに関わる発信では、作者の所在が明確なサイトや、権利保証が明記されたプラットフォームから調達することがリスクヘッジの鉄則です。