順風満帆に見えた原田大二郎の人生において、最も重い試練となったのが長男をめぐる刑事事件でした。2010年、当時成人していた長男が知人男性に対する傷害致死容疑で逮捕されるというニュースが列島を駆け巡り、世間に大きな衝撃を与えたのです。
報道直後、原田大二郎は緊急記者会見を開きました。息子の犯した過ちに対し、逃げ隠れすることなく深々と頭を下げ、時折声を詰まらせて涙を流しながら謝罪する姿は、多くの人々の胸を打ちました。成人の子どもが起こした事件であるにもかかわらず、親としての道義的責任を一身に背負い、誠心誠意対応した姿勢は芸能界内外から高く評価されました。
その後の裁判では、現場に居合わせた状況や関与の度合いが精査され、最終的に傷害罪としての執行猶予付き判決が確定しました。原田はこの一件以降、家族と正面から向き合い、互いの絆を結び直す時間を大切にしてきたとされています。辛酸を舐めたこの経験が、近年の彼の演技にさらなる深みと慈愛をもたらしていることは間違いありません。