これほどまでに人間味と圧倒的な魅力を兼ね備えた坊屋春道ですが、ファンの間では長年「春道の実在モデルは存在するのか」という議論が交わされてきました。
作者の高橋ヒロシ氏の過去のインタビューや関係者の証言によると、特定の誰か一人をそのまま模写したわけではなく、作者自身の青春時代の憧れや、地元・福島時代の破天荒な仲間たちのエッセンスを融合させて生み出されたキャラクターであることが明かされています。金髪やスカジャンといったビジュアルには、50年代のロカビリー文化や昭和のロックンロールカルチャーからの影響も色濃く反映されています。
「群れる奴はダサい、自分の頭で考えて自分の足で立て」という高橋ヒロシ氏のメッセージが、坊屋春道という強烈なフィルターを通して具現化されたからこそ、いつの時代も読者の魂を揺さぶり続ける存在となっています。