インターネット上の掲示板やSNSでは、長年にわたりごっち大王に関する幾つかの根強い誤解や都市伝説が流通しています。その真偽を取材に基づき検証します。
最も広く拡散されたのが「ごっち大王の本体は王冠であり、下の巨大な体はただのパワードスーツ(または乗り物)である」という説です。この噂が広まった背景には、2000年代初頭のコミカライズ作品において、ギャグ描写として王冠から操縦桿が出てきたり、王冠がパカッと開いて小さなキャラクターが顔を出したりするパロディ演出が存在したことが挙げられます。しかし、バンダイの公式設定資料およびアニメ本編の正史において、あの巨躯はれっきとした生身の肉体であり、ロボット説は明確に否定されています。
もう一つの誤解は、「特定の隠しコマンドを入力すれば、液晶トイでごっち大王を死ぬまで育成できる」という裏技情報です。昭和・平成初期のゲームによく見られたデマの典型であり、実際には育成可能キャラクターの内部データにごっち大王が組み込まれた事実は歴代どのハードウェアの解析データにも存在しません。ごっち大王はあくまで「育成の成果を称えに来てくれる神的存在」としてプログラムされているのが、開発陣の一貫した設計思想です。