教団の基礎知識を整理しておく必要がある。崇教真光は、1959年に岡田光玉によって開かれた救世真光文明教団を源流とする新宗教だ。創始者の没後、後継者争いを経て岡田晃央(三代教え主)らが率いる体制へと移行し、世界真光文明教団と袂を分かつ形で独自の発展を遂げた。
文化庁の宗教年鑑にも記載される同教団の最大の特徴は、「手かざし(真光の業)」と呼ばれる特有の儀礼にある。掌から放射される神聖な光によって、心身の不調や霊的な曇りを浄化できると信じられており、信徒は「組み手」と呼ばれる。高山市に鎮座する「世界総本山」の黄金に輝く威容は、一度目にすれば強烈な印象を残さずにはいられない。
洗練された組織運営と海外布教の積極性でも知られ、国内外に広範なネットワークを築き上げてきた。政治家や著名人との接触が取り沙汰される背景には、こうした大規模な動員力と地域社会に根を張った影響力がある。