都市部のホームセンターや昆虫専門店では、5月下旬の段階で「すでに幼虫が黄色く色づき、蛹室を作り始めた」という相談が相次いだ。関東近郊のブリーダーは「かつては6月中旬から7月にかけてがさなぎのピークだったが、ここ数年は明らかにスケジュールが早い。気候変動による地温の上昇がダイレクトに影響している」と指摘する。
早まるシーズンに対して飼育者が気をつけるべきは、急激な気温上昇による蒸れと乾燥だ。初夏でありながら真夏日を記録する日が増えた現代、室内の温度調節を怠ると、蛹室内の湿度が奪われ、羽化の途中で羽が伸びきらない羽化不全を引き起こす原因になる。