マスク表面に消毒液を吹きかければ綺麗になる。そう信じる人が多い一方で、科学的データはその裏にあるリスクを明確に突きつける。
「不織布マスク性能評価プロジェクト」が実施した実験によると、市販の不織布マスクに液体スプレーを噴霧した場合、微小粒子の捕集効率が激減することが判明した。表面の細菌を仮に一時的殺菌できたとしても、空気中に漂うウイルスや微粒子を捕らえるフィルター機能そのものが破綻してしまう。水分が乾いた後も機能は戻らない。外見上は清潔に見えても、実態は飛沫をそのまま通してしまう「骨抜き」の状態へと変貌してしまうのだ。