この自家製カクテルの主成分となるのは、処方箋シロップに含まれる二つの化学物質だ。一つはア片系鎮痛・鎮咳成分であるコデイン、そしてもう一つは抗ヒスタミン剤のプロメタジンである。この二つが体内で組み合わさることで、脳の中枢神経が強力に抑制され、極度の多幸感や浮遊感が生じる。
だが、その代償はあまりにも大きい。呼吸機能の低下、徐脈、意識障害を引き起こし、過剰摂取(オーバードーズ)に陥れば最悪の場合、息が止まり死に至る。医療専門家は「咳止めシロップだから安全という認識は完全に間違いだ。一度依存に陥れば自力での離脱は困難を極める」と激しい警鐘を鳴らしている。