「元に戻せなくてもいいから、本物の粉雪が積もったような本格ツリーに仕上げたい」という場合、吹き付けのテクニックが仕上がりの明暗を分けます。ベタッとした不自然な白塊にしないための手順は以下の通りです。
まずは入念な下準備が欠かせません。屋外の風通しが良い場所へツリーを移動させ、幹や電飾コード、オーナメントを取り外します。床面には新聞紙や大型ゴミ袋を広めに敷き、塗料の飛散を防止します。缶は使用前に最低でも20〜30回以上しっかりと振り、内部の成分を均一に混ぜ合わせることがムラを防ぐ鉄則です。冬場の冷え切った缶は噴射圧が落ちるため、ぬるま湯(40度未満)で少し温めておくとキメ細かな霧状になります。
噴射時の最大のコツは「距離」と「角度」です。ツリーから30cm〜40cmほどしっかりと距離を取り、上空から自然に雪が舞い降りてくる角度(斜め上45度)を意識して、シュッ、シュッと短く断続的に噴射します。葉の上面だけに白が乗り、葉の裏側に緑が残ることで、立体感のある美しい雪化粧が完成します。