風間杜夫(本名:住田知仁)の芸能キャリアは、驚くべきことに子役時代から始まっています。小学生のときに東映児童研修所へ入所し、本名名義で銀幕デビュー。東映時代劇映画『天兵童子』や美空ひばりの主演映画など数多くの作品に出演し、当時から整った顔立ちと利発な演技で「天才子役」として重宝されていました。
学業に専念するため一度は表舞台から退き、早稲田大学第二文学部演劇専修へ進学。そこで演劇の熱量に再び火がついた風間は、アンダーグラウンド演劇を経て、運命の劇作家・つかこうへいと巡り合います。
当時、熱狂的な支持を集めていた「つかこうへい事務所(劇団)」に合流すると、舞台『熱海殺人事件』の木村伝兵衛部長刑事役をはじめ数々の名作で主演を務めました。マシンガンのように繰り出される膨大なセリフ、狂気と哀愁が入り混じった激しい演技は演劇界を震撼させ、風間杜夫は一気に演劇界の若きカリスマへと登り詰めていきました。