比例代表名簿順位はどう決まる?拘束式・惜敗率の裏側と各党選考基準

比例代表名簿順位はどう決まる?拘束式・惜敗率の裏側と各党選考基準

比例代表名簿順位はどう決まる?拘束式・惜敗率の裏側と各党選考基準についての最新情報をお届けします。

Q1:衆院選で小選挙区と比例代表の両方に立候補できる人と、できない人の違いは何ですか?
A1:政党公認を得ており、公職選挙法上の「政党要件(所属国会議員5名以上、または直近の国政選挙で得票率2%以上)」を満たす政党から出馬する候補者は重複立候補が可能です。無所属候補や、政党要件を満たさない政治団体の候補者は重複立候補できず、小選挙区単独での出馬となります。

Q2:衆院選の比例名簿で「同順位1位」が何十人もいる場合、同着になったらどうなりますか?
A2:同順位の候補者間では、小選挙区の「惜敗率」が高い順に機械的に1位、2位、3位……と順位が付けられます。計算は小数点以下第3位(場合によってはそれ以下)まで厳密に算出されるため、実務上で完全に同数値になることは極めて稀ですが、万が一惜敗率まで完全に同率だった場合は、選挙長による「くじ引き」で順位が決定されます。

Q3:参議院の「特定枠」で当選した議員と、通常の比例で当選した議員に権限の違いはありますか?
A3:当選後の国会議員としての権限、歳費、身分には一切の違いはありません。ただし、特定枠で立候補した候補者は個人名での選挙運動(個人名の連呼や個人ビラの配布など)が制限され、政党名での選挙活動のみを行うという制度上の制約があります。

Q4:比例代表で政党名ではなく「落選した小選挙区の候補者個人名」を書いたらどうなりますか?
A4:衆議院の比例代表では「政党名」以外を記載した投票用紙はすべて「無効票」となります。参議院の比例代表では「候補者個人名」を書くことが認められており、その候補者の個人票になると同時に、その候補者が所属する政党の有効票としてカウントされます。

前田 葵
著者

前田 葵

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。