「指原莉乃」と「文春」という二つの固有名詞が結びついたとき、読者が期待するのは単なるスキャンダルの暴露ではない。そこにあるのは、圧倒的な強者同士の知恵比べであり、ヒューマンドラマだ。どんなピンチが訪れても、鋭いコメントと自己プロデュースで状況をひっくり返してきた指原の「逆転劇」を、世間はどこかで期待している節がある。
ゴシップ消費が急速に嫌悪されるようになった現代にあっても、指原莉乃の言葉には常に「リアリティ」と「生き抜くためのしたたかさ」が溢れている。スクープ記事一つでキャリアが途絶えるタレントが多い中、報道すらも自らのストーリーの一部に取り込んでいくたくましさこそが、彼女の底知れぬ魅力なのだろう。