暗渠として地下を流れた渋谷川は、渋谷駅の南側(渋谷ストリーム周辺)で再び地上へと姿を現します。かつては水量が減少しコンクリートの護岸が目立っていたこのエリアですが、近年の大規模再開発プロジェクトによって「渋谷リバーストリート」として見事な再生を果たしました。
東京都の清流復活事業により、下水処理水を高度処理した再生水が導入され、壁面を流れる清らかな人工の滝とともに心地よい水辺空間が創出されています。2026年現在では、川沿いのオープンデッキにカフェやイベントスペースが広がり、旧渋谷川遊歩道路の歴史的文脈を引き継ぐ新たな賑わいの軸として定着しています。都市の底流を流れる水脈を現代のランドスケープに活かす試みは、国内外の都市計画関係者からも高い評価を得ています。