アキの代名詞として老若男女に愛される「い〜い〜よ〜」というフレーズ。この爆笑ギャグの誕生には、劇場ならではのライブ感と偶発的なドラマが存在した。きっかけは、長年座長として新喜劇の舞台を支配してきた辻本茂雄との壮絶なアドリブの応酬だ。
舞台上で予期せぬ展開に直面した際、相手のミスや無茶振りをあっけらかんと全肯定する言葉として不意に口から飛び出したのが、あのフレーズだった。なんばグランド花月の満員の観客がドッと沸いた瞬間、彼は確かな手応えを得た。現在では劇場にとどまらずYouTubeをはじめとするSNSや動画コンテンツでも拡散され、世代を超えた流行語として定着している。