銀盤の主役として脚光を浴びてきた紀平梨花選手の現在は、カナダ・オンタリオ州トロントを生活と練習の拠点に置き、競技復帰に向けた綿密なプログラムを着実に消化する日々にあります。
かつてのように連日高難度ジャンプを跳び続けるハードな追い込みではなく、現在の主眼は「故障部位への過度な負荷を避けつつ、全身の運動連鎖を再構築すること」に置かれています。氷上でのエッジワークやスケーティング技術のブラッシュアップに加え、陸上でのピラティスや体幹トレーニング、バランストレーニングを徹底。焦りを抑え、一歩ずつ足元を固めるアプローチを徹底しています。
カナダでの生活環境は非常に充実しており、現地の整ったメディカルサポート体制とリハビリ施設を活用しながら、身体の違和感をミリ単位でモニタリングするプロフェッショナルな調整が続いています。